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2025/10/31
体験報告

第1次 利用体験レポート(令和7年7月〜9月)

青森県内のローカル鉄道を活用した体験支援事業「ふるさとの学びたび」について、
令和7年7月〜9月の利用状況をまとめた第1次レポートを公開します。

 


 

◆ サマリー

  • 集計期間:令和7年7月7日(月)~令和7年9月30日(火)
  • 利用者総数:2,427(教職員含む)
  • 月別利用者数:7月 520名|8月 161名|9月 1,746名

 

  • 鉄道別利用者数:

青い森鉄道 1,473名(60.7%)/ 弘南鉄道 431名(17.8%)/ 津軽鉄道 523名(21.5%)

 

  • 団体区分:

幼稚園・保育園・こども園 1,232名 / 小学校 671名 / 中学校 318名

放課後等デイサービス・児童会 147名 / 特別支援学校 26名 / その他 33名

 


1.利用状況のポイント

  • 9月に遠足利用の需要が集中
  • 人気区間
    • 青い森鉄道:青森駅―浅虫温泉駅

    • 弘南鉄道:弘前駅―平賀駅

    • 津軽鉄道:津軽五所川原駅―芦野公園駅

  • 鉄道別の主な目的地
    • 青い森鉄道:①浅虫水族館 / ②ねぶたの家ワ・ラッセ / ③ゆ~さ浅虫
    • 弘南鉄道:①田んぼアート / ①運動公園 / ③弘前市中央公民館
    • 津軽鉄道:①芦野公園 / ②斜陽館 / ②津軽三味線会館
      ※「田んぼアート」と「運動公園」、「斜陽館」と「津軽三味線会館」は同件数

2.参加者の評価(3段階)

  • 満足度
    満足 84.9% / どちらとも言えない 8.5% / 不満 6.6%

  • 今後も利用したいか
    利用したい 87.7% / どちらとも言えない 2.8% / 利用しない 9.4%


3.参加者の声

青い森鉄道

・初めて電車に乗った子が多く、速さやカタンカタンという音に喜び、車窓の景色やトンネルに夢中になっていた。

・駅員や乗務員が優しく声をかけてくれ、緊張していた子どもも安心して乗車できた。保護者からも良い経験になったと感謝の声があった。

・無料で利用できたことが保護者にとっても助かり、学校行事の計画が立てやすくなった。

弘南鉄道

・無人駅でも運転士が対応してくれて助かった、申込から承認までの対応が迅速でありがたかった。

・遠足や田んぼアート見学などと組み合わせて利用し、子どもたちが景色や揺れを楽しんでいた。

・ラッピング電車や発車音に子どもたちが盛り上がり、復路ではリラックスして車窓を楽しむ様子が見られた。

津軽鉄道

・太宰列車に乗ることができ、津軽弁での車内案内に笑顔が広がった。事前学習から楽しみにしていた子どもたちが当日も大喜びしていた。

・芦野公園や三味線会館など地域文化に触れる学習となり、事後学習でも「また行きたい」との感想が多く出た。

・駅員が子どもの質問に答えてくれたり記念切手を配布してくれたりと、交流が思い出になった。


 

引き続き、多くの子どもたちに“ふるさとを学ぶたび”を体験いただけるよう、事務局一同取り組んでまいります。

次回レポートでも状況をご報告いたします。

 

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